時間がないと諦めていたワーママの私が「3秒の魔法」で自分を大切にできるようになった話

洗面所の鏡に映る自分の顔を見て、思わず目を逸らした。

目の下にはくっきりと刻まれたクマ。
頬には薄っすらとシミが浮き出て、肌全体が乾燥して粉を吹いている。

私は、34歳のフルタイムワーママ。
2歳の双子の男の子を育てながら、毎日を生き抜くことに必死だ。

「独身の頃は、あんなに美容にお金も時間もかけてたのにな」

高価な美容液、月に1回のエステ、週末の長風呂。
あの頃の私は、自分の肌を慈しむようにケアしていた。

でも今は、お風呂上がりから戦場が始まる。

1秒も惜しいお風呂上がり

「ママー!おもちゃ取ってー!」
「こら、そこでおしっこしないでー!」

脱衣所で暴れ回る双子を捕まえ、急いで体を拭き、保湿クリームを塗りたくる。
パジャマを着せて、歯磨きをさせて、絵本を読んで寝かしつける。

その間、私の顔はスッピンで放置されたままだ。
化粧水をつける暇なんてない。
自分の顔より、子供たちが風邪を引かないことのほうが優先だから。

子供たちが寝静まった後、ようやく自分の時間……と思っても、疲れ果ててそのまま一緒に寝落ちしてしまう日がほとんどだった。

朝起きると、顔がパリパリに乾燥している。
洗面所で鏡を見るたびに、「あーあ、老けたな」とため息をつく日々。

「自分の時間なんてないし、スキンケアなんて無理」
私は、自分の肌を綺麗に保つことを、半ば諦めていた。

「諦め」からの脱却

ある日、久しぶりに会った独身の友人に、ハッとさせられることを言われた。

「なんか、顔疲れてない?ちゃんとスキンケアしてる?」

図星だった。
「子供が2人もいると、自分の時間なんて1秒もないのよ。化粧水つける暇もないくらい」
私がそう言い訳すると、友人は少し呆れた顔をして言った。

「あのさ、子供を言い訳にして、自分がボロボロになるのを放置してない?」

その言葉は、私に冷水を浴びせたような衝撃を与えた。
確かに、時間がないのは事実だ。
でも、「時間がないから」と理由をつけて、自分を大切にすることを完全に放棄していたのは私自身だった。

「このままじゃダメだ」

私は、無理なく続けられる「自分サイズのスキンケア」を見つける決意をした。

「完璧」を手放し「継続」を選ぶ

まず、独身時代のように「化粧水→美容液→乳液→クリーム」と重ね塗りする、丁寧なスキンケアをきっぱりと諦めた。

そんな時間も気力もない。
私が求めているのは、「3秒で終わって、そこそこ保湿される」ことだった。

そこで、SNSでワーママたちに人気の「オールインワンジェル」を買ってみた。
お風呂上がりに、脱衣所で子供の体を拭きながら、ポンプ式のボトルをワンプッシュ。
顔にペタッと塗るだけ。
これなら、どんなに子供が暴れていても、3秒で完了する。

「え、これだけでいいの?」

最初は不安だったけれど、翌朝の肌は以前のような「パリパリ砂漠」ではなかった。
少なくとも、何も塗っていなかった時よりは格段に潤っている。

「完璧じゃなくてもいい。少しでもケアできてる自分、偉いじゃん」

そう思えるようになったことが、私にとっては大きな収穫だった。

自分を大切にするという意識

オールインワンジェルを塗り始めてから、少しだけ肌の調子が良くなった。
鏡を見るのが、少しだけ嫌じゃなくなった。

週末、夫が子供たちを公園に連れて行ってくれた時。
私は久しぶりに、シートマスクをして15分間だけソファで目を閉じた。

「あー、気持ちいい」

たった15分のケアだったけれど、自分のために時間を使えたことが、肌以上に心を潤してくれた気がした。

スキンケアは、ただ肌を綺麗にするためだけのものではない。
「自分自身を大切に扱っている」という実感を、心に刻むための時間なのだと思う。

もし今、過去の私のように「時間がない」とスキンケアを諦めているお母さんがいたら。

丁寧なケアなんて、できなくて当たり前だ。
オールインワンでも、子供用の保湿クリームの残りでも、なんでもいい。
たった3秒でいいから、自分の顔を優しく撫でてあげてほしい。

「今日も一日、頑張ったね」

その3秒の魔法が、あなたの心を少しだけ軽くしてくれるはずだから。

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