今回は、大阪・関西万博の来場者数カウント方法に関する議論に対する日本(国内)と海外(世界)の反応を紹介します。
海外の反応(Overseas reaction)
「大阪・関西万博の来場者数の集計方法について議論が起きているようですね。運営側が関係者も含めて『100万人達成』と発表したのに批判があるとは興味深いです。私の国でもイベントの成功を測る指標として、来場者数は非常に重要視されますが、カウント方法の透明性は大切ですね。」
「日本人は細かいところまで正確さを求める国民性だと思います。来場者数に関係者を含めるか含めないかという議論も、そういった正確さへのこだわりの表れでしょう。どの国でもイベントの成功を数字で示したいという運営側の思いはあると思いますが、信頼性が大切ですね。」
「大阪・関西万博の来場者数の数え方について、日本では大きな話題になっているようですね。私の国では大規模イベントでこういった細かい集計方法が議論されることはあまりありません。日本社会の透明性に対する高い要求水準を感じます。」
「万博という国際的なイベントで、来場者数のカウント方法が議論されているのは非常に興味深いです。多くの国では目標達成のためにデータを調整することもありますが、日本では関係者を含めた数字と一般来場者の数字を並べて公表しているところが誠実ですね。」
「日本の万博での来場者数カウント問題は、大規模イベントの成功指標の難しさを示していると思います。世界各国の万博でも同様の課題がありますが、数字の捉え方はそれぞれの文化によって異なるようです。透明性を保った上での運営を評価したいですね。」
日本の反応(Japan’s reaction)
「万博の来場者数に関係者を含めているという報道を見て驚きました。『100万人突破』というニュースを見た時は純粋に一般来場者だと思っていたので、少し違和感を覚えます。でも、関係者の数も同時に公表しているなら、特に問題はないのかもしれませんね。」
「万博運営側の集計方法に批判的な意見も見られますが、毎日の来場者数発表で関係者数も同時に明らかにしているなら透明性は保たれていると思います。ただ、『想定来場者数2820万人は一般来場者のみ』という話もあるので、最終的な目標と現在の発表の整合性は大切だと思います。」
「博覧会協会は関係者も含めた総来場者数と、その内訳としての関係者数を公表しているようですね。私はこの方法で特に問題ないと思います。ただ、2820万人という最終目標は一般来場者のみというなら、それも明確にしておくべきでしょう。」
「万博の来場者数に関係者を含めるかどうかは、国際的な基準に沿っていれば良いと思います。ドバイ万博の例も参考にしているそうなので、国際博覧会事務局(BIE)の方針に従っているなら問題ないでしょう。ただ、水増しと取られないよう丁寧な説明が必要ですね。」
「来場者数に関係者を含めるのは理解できますが、『100万人達成』と派手にセレモニーを行ったのが批判を呼んだのではないでしょうか。実際には一般来場者はその時点で76万人程度だったと報道されています。もう少し慎重な広報活動があっても良かったかもしれません。」
「この問題は単なる数字の取り方だけでなく、万博そのものへの期待と現実のギャップが背景にあると思います。当初の想定よりも来場者が少ないという懸念があるからこそ、関係者を含む数字に注目が集まるのでしょう。もっと魅力的なイベントにすることが根本的な解決策かもしれません。」
「私は万博のボランティアとして参加していますが、関係者とはいえ純粋に万博を楽しんでいます。私たちのような関係者も来場者としてカウントするのは自然なことだと思います。ただし、毎日何人が一般来場者で何人が関係者かをきちんと公表することが大切ですね。」
「万博の来場者数に関係者を含めることを『水増し』と批判する声もありますが、イベントに関わる関係者も立派な万博の参加者です。問題なのは集計方法ではなく、説明責任の果たし方ではないでしょうか。最初から丁寧に説明していれば批判も少なかったと思います。」
「報道によると、万博協会の副事務総長も『水増しではない』と反論しているそうですが、当初から集計方法の説明が不足していたように思います。大規模なイベントなので様々な見方があって当然です。今後は情報公開をより丁寧に行うべきでしょう。」
「万博会場ではAD証(関係者入場証)を持つ人が10万人規模いるということですが、毎日来場する関係者もいれば、稀にしか来ない関係者もいると思います。単純に関係者数を足すよりも、実際に入場した人数を正確に計測するシステムが望ましいですね。」
「万博の来場者数の議論を見ていると、日本人特有の細かさを感じます。他の国ではここまで厳密に区別するかどうか疑問です。ただ、公的な事業として多額の税金が使われている以上、正確で透明性のある情報公開は当然の責務だと思います。」
「伊東大臣が『想定来場者数2820万人は関係者を除いた数字』と明言したことで、博覧会協会の集計方法との差が明確になりました。最終的な成功の判断基準が混乱しないよう、政府と協会の連携が必要だと思います。」
「万博の来場者数の集計方法について議論されていますが、もっと本質的な部分に目を向けるべきではないでしょうか。パビリオンの内容や未来社会へのビジョンなど、万博本来の目的に関する議論が活発になることを期待します。」
「博覧会協会は『総来場者数と関係者数の両方を公表している』と説明していますが、メディアが報じる数字は『100万人突破』という総数だけのことが多いです。より分かりやすい情報発信が求められると思います。」
「来場者数に関係者を含めることは必ずしも悪いことではないと思いますが、最初から『関係者も含めて〇〇万人』という表現を使うべきでした。後から『実は関係者も含まれていました』と知ると、どうしても印象が悪くなります。今後の改善を期待します。」
「万博協会の説明によると、清掃や警備の人員は関係者数に含まれていないとのこと。カウント方法にもさらに細かい基準があるようです。こういった詳細情報も含めて、より丁寧な説明があれば国民の理解も深まると思います。」
「実際の来訪者数より少なく発表されるのは、コミケだけですね。」