今回は、増え続ける子供のおもちゃをすっきりと片付け、子供自身が自らお片付けできるようになる収納のコツについて紹介します。
「片付けなさい!」と言わなくなる収納づくり
子供の成長とともに、誕生日やクリスマスなどのイベントのたびに増えていくおもちゃたち。リビングの床に散らばったブロックやミニカーを踏んでしまい、痛い思いをした経験を持つ親御さんは多いのではないでしょうか。
毎日「片付けなさい!」と怒ってばかりいると、親も子もストレスが溜まってしまいます。実は、子供がおもちゃを片付けられないのは、「片付ける場所が分からない」か「片付ける場所が難しすぎる(高すぎる、重すぎるなど)」ことが原因である場合がほとんどだと言われています。
子供の目線に合わせた、シンプルで分かりやすい「おもちゃの定位置」を作ってあげるだけで、子供は驚くほど自分からお片付けをしてくれるようになります。
収納の基本は「1ジャンル1ボックス」
おもちゃを収納する時の最大のコツは、ざっくりと分けることです。
大人のように細かく分類しようとすると、子供はどこにしまえばいいのか分からなくなり、面倒になってしまいます。
- 箱ごとに分ける:「ブロックの箱」「ミニカーの箱」「おままごとの箱」「ぬいぐるみの箱」というように、一つの箱には同じ種類のおもちゃだけを入れるようにします。
- 放り込むだけでOKにする:フタ付きの箱や、引き出し式の収納は、開け閉めする「ワンアクション」が増えるため、子供には少しハードルが高くなります。最初は、上からポンポンと放り込むだけの「フタなしのボックス」を使うのがおすすめです。
写真やイラストで「見える化」する
文字がまだ読めない小さな子供にとって、どの箱に何を入れるのかを覚えるのは大変です。そこで活躍するのが「ラベリング」です。
子供に分かりやすい目印の作り方
- 写真を貼る:スマートフォンで中身のおもちゃ(ブロックなど)の写真を撮り、プリントアウトして箱の前面に貼ります。これが一番直感的で分かりやすい方法です。
- イラストを描く:車の絵や人形の絵などを描いて貼るのも効果的です。
- 色で分ける:「赤い箱は車」「青い箱はブロック」というように、箱の色自体でジャンルを分ける方法もあります。
この「見える化」をしておくと、子供はパズルをはめ込むような感覚で、遊びの延長としてお片付けを楽しめるようになります。
「1軍」と「2軍」に分けて量をコントロールする
どんなに収納の仕組みを工夫しても、箱の容量以上におもちゃがあれば、どうしても溢れ出してしまいます。
そこで取り入れたいのが、おもちゃを「1軍(今よく遊んでいるもの)」と「2軍(あまり遊んでいないもの)」に分ける方法です。
おもちゃのローテーション(循環)
リビングなど、子供がいつも遊ぶ手の届く場所には「1軍」のおもちゃだけを置きます。そして「2軍」のおもちゃは、クローゼットの上段など、子供の目につかない別の場所に保管しておきます。
数ヶ月経って1軍のおもちゃに飽きてきた頃に、隠しておいた2軍のおもちゃと入れ替える(ローテーションする)と、子供はまるで新しいおもちゃを買ってもらったかのように新鮮な気持ちで遊んでくれます。
もし1年以上「2軍」のままで一度も遊ばなかったおもちゃがあれば、それはもう子供の成長に合わなくなった(卒業した)おもちゃです。そのタイミングで、人に譲ったり、処分したりすることを検討すると、おもちゃが際限なく増え続けるのを防ぐことができます。
まとめ
子供のおもちゃ収納は、「いかに綺麗に隠すか」ではなく「いかに子供が出し入れしやすくするか」が最大のポイントです。
最初から完璧に片付けられる子供はいません。最初は「一緒に車を赤い箱に入れようか」と声をかけながら手伝い、一つでも箱に入れられたら「上手にお片付けできたね!」とたくさん褒めてあげてください。
子供が自分で片付けられる仕組みを作ることは、親の家事の負担を減らすだけでなく、子供の「自立心」と「ものを大切にする心」を育てる素晴らしい機会になります。ぜひ、お子さんと一緒に楽しみながら、お片付けの仕組みを作ってみてください。