今回は、少ない服でも毎日のおしゃれを楽しむための、ファッションの着回しとコーディネートのコツについて紹介します。
「服はたくさんあるのに着る服がない」の解決法
クローゼットの中にはたくさんの洋服が詰まっているのに、朝出かける前になると「今日着ていく服がない」と悩んでしまうことはないでしょうか。
この現象は、一つ一つの服のデザインは可愛いのに、手持ちの他の服と「合わせにくい(コーディネートしにくい)」服ばかりを集めてしまっている時に起こりがちです。服の数をむやみに増やすよりも、お互いに組み合わせやすい「着回し力の高い服」を厳選して持つことで、毎日の洋服選びは驚くほど楽になります。
少ない服でおしゃれを楽しむための、クローゼット作りのヒントをいくつかみていきましょう。
ベースカラーを決める
着回しを上手にするための第一歩は、自分のクローゼットの「ベースカラー(基本となる色)」を決めることです。
- 白、黒、ネイビー、ベージュ、グレーなどの「ベーシックカラー」の中から、自分がよく着る色、あるいは自分の肌が綺麗に見える色を2〜3色選びます。
- コートやジャケット、パンツ、スカートなどの「面積の大きい服」は、このベースカラーで揃えます。
ベースカラーが統一されていると、クローゼットの中のどのトップスとどのボトムスを組み合わせても、色がちぐはぐになる失敗を防ぐことができます。
着回しやすい服の条件
では、具体的にどのような服が「着回しやすい」のでしょうか。買い物の際に以下のポイントを意識してみると、タンスの肥やしになる服を減らすことができます。
シンプルで装飾が少ないもの
フリルがたくさんついていたり、大きなロゴがプリントされていたりする服は、一枚で主役になる反面、「いつも同じ服を着ている」という印象を与えやすく、他の服との組み合わせも限定されてしまいます。
着回しを重視するなら、無地でシンプルなデザインのものが圧倒的に有利です。例えば、シンプルな白いシャツや、体のラインを拾いすぎないストレートのデニムパンツなどは、季節を問わず様々なコーディネートの土台として活躍してくれます。
小物で「変化」をつける
ベースカラーのシンプルな服ばかりだと、「無難でつまらないコーディネートになってしまうのでは」と心配になるかもしれません。
そこで活躍するのが、バッグや靴、ストール、アクセサリーなどの「小物」です。洋服自体はシンプルでも、合わせる小物によって全体の印象(テイスト)を自由自在に操ることができます。
同じ服で印象を変えるテクニック
例えば、「白いシャツ」と「黒いパンツ」という同じ組み合わせでも、小物次第で全く違うコーディネートになります。
- きれいめにしたい日:足元をパンプスにして、小ぶりのレザーバッグを持ち、パールのネックレスを合わせます。オフィスや少し改まった席にぴったりです。
- カジュアルにしたい日:足元をスニーカーにして、キャンバス地のトートバッグを持ち、キャップを被ります。休日の公園や買い物など、リラックスしたお出かけに向いています。
- アクセント(差し色)を入れたい日:服が白と黒のモノトーンなので、バッグや靴に赤やマスタードイエローなどの鮮やかな色を持ってくると、パッと目を引くおしゃれな印象になります。
まとめ
ファッションの着回し上手になるということは、たくさんの服を持つことではなく、「自分に似合うスタイル」と「組み合わせのルール」を知ることだと言えます。
まずは今持っている服をすべて出して、「よく着ている服」と「1年以上着ていない服」に分けてみてください。よく着ている服に共通する色や形が、あなたの「本当に好きなスタイル」です。
ベースとなるシンプルな服を少しだけ上質なものにアップデートし、小物で遊び心をプラスする。そんな風にクローゼットを少しずつ整えていくことで、毎朝鏡の前で洋服を選ぶ時間が、悩む時間からワクワクする楽しい時間へと変わっていくことでしょう。