今回は、日々の予定やタスクをスマートフォンで効率的に管理するための、スケジュールアプリの活用法について紹介します。
手帳からアプリへ移行するメリット
長年、紙の手帳でスケジュールを管理してきた方にとって、スマートフォン(アプリ)での管理に切り替えるのは少し勇気がいることかもしれません。手帳の「手で書くことで記憶に定着しやすい」「ページをめくって全体を見渡せる」という良さは、確かに代えがたいものがあります。
しかし、スケジュールアプリにも紙の手帳にはない素晴らしいメリットがたくさんあります。一番の強みは「予定の変更や修正が簡単で、紙面が汚れないこと」です。また、予定の時間が近づくと音や通知で教えてくれる「リマインダー機能」は、うっかり忘れを防ぐ強力な味方になってくれます。
さらに、家族や職場のメンバーと予定を共有できる機能を使えば、「言った・言わない」のすれ違いを減らし、コミュニケーションを円滑にする助けにもなります。
自分に合ったアプリの見つけ方
スケジュールアプリには、シンプルなものから多機能なものまで、本当にたくさんの種類があります。
最初は、スマートフォンに最初から入っている標準のカレンダーアプリ(iPhoneなら「カレンダー」、Androidなら「Googleカレンダー」など)から始めてみるのがおすすめです。これらは基本的な機能がしっかりと備わっており、誰でも直感的に使いやすいように設計されています。
もし標準のアプリで物足りなくなったら、以下のような視点で新しいアプリを探してみてください。
- デザイン性:毎日見るものなので、文字のフォントや色の配色が自分の好みに合っているか
- 入力のしやすさ:少ないタップ数で素早く予定を登録できるか
- 表示の切り替え:月間、週間、1日など、見たい期間を簡単に切り替えられるか
予定を色分けして視覚的に把握する
スケジュールアプリの便利な機能の一つに「色分け(カラーコード)」があります。予定の種類ごとに色を決めておくと、カレンダーをパッと見ただけで、「今週はどんな予定が多いのか」を感覚的に把握できるようになります。
効果的な色分けのルール
色を使いすぎると逆に見づらくなってしまうため、最初は3〜4色程度に絞るのがポイントです。
- 仕事・重要な予定(赤や青など目立つ色):絶対に忘れてはいけない会議や、締め切りのあるタスクなど
- プライベート・趣味(緑やオレンジなど落ち着く色):友人との食事や、習い事、美容院の予約など
- 家族・子供の予定(黄色やピンクなど):子供の学校行事や、家族での外出など
「何もない空白の日」や「リラックスする日」を作っておくことも、スケジュール管理においてはとても大切だと言われています。
リマインダー機能で「うっかり」を防ぐ
手帳にはない、アプリならではの最強の機能が「リマインダー(通知)」です。
予定の開始時間だけでなく、「その予定に向けて準備を始める時間」や「家を出発する時間」に通知を設定しておくことで、行動に余裕が生まれます。
二重の通知で安心を作る
大切な予定の場合は、通知を2回設定しておくのがおすすめです。
例えば、明日の午後に大切な約束がある場合、「前日の夜21時」に1回目の通知を設定して持ち物の準備などを促し、「当日の出発30分前」に2回目の通知を設定して最終確認を促す、といった具合です。この機能に頼ることで、「忘れていないかな」という頭の中の小さな不安を手放すことができ、目の前のことに集中できるようになります。
タスク(ToDo)管理と連動させる
「14時に会議」といった時間が決まっている予定だけでなく、「今日中に銀行に行く」「週末にトイレットペーパーを買う」といった、時間が明確ではないタスク(やるべきこと)も、スケジュールアプリで一緒に管理してしまうと便利です。
多くのスケジュールアプリには、タスク管理機能が備わっていたり、専用のタスク管理アプリと連携できたりします。
朝、一日の始まりにアプリを開き、今日やるべきタスクを確認して、それらをカレンダーの「空いている時間」にパズルようにはめ込んでいくと、無理のない現実的なスケジュールを立てることができます。
まとめ
スケジュールアプリは、私たちの忙しい毎日を整理し、頭の中をすっきりとさせてくれる「優秀な秘書」のような存在です。
最初からすべての予定を完璧に入力しようとする必要はありません。まずは美容院や歯医者の予約など、絶対に忘れたくない予定だけを一つ二つ入力してみることから始めてみてください。
予定を色分けして視覚的に楽しんだり、リマインダー機能に頼って安心感を得たりしながら、少しずつ自分なりの使い方を見つけていくのが長く続けるコツです。スマートフォンの中にあるカレンダーを上手に活用して、よりゆとりのある心地よい毎日を送ってみてはいかがでしょうか。