今回は、賃貸物件でも気兼ねなく楽しめるDIYのアイデアについて紹介します。
お部屋のインテリアを変えたい、もっと使いやすくしたいと思っても、賃貸住宅だと壁に穴を開けたり、備え付けの設備を変えたりすることが難しく、諦めてしまうことがあるかもしれません。しかし、原状回復が可能な方法を選ぶことで、自分好みの空間にアレンジする工夫はたくさんあります。
壁を傷つけない壁面アレンジ
賃貸でのDIYにおいて、一番のハードルになることが多いのが「壁」の扱いです。画鋲の穴などは許容される物件もありますが、大きな穴や汚れは避けたいところです。
突っ張りパーツを活用する
市販の木材(2×4材など)の上下に取り付けるだけで、部屋の中に新しい柱を作ることができる突っ張り式のパーツは、賃貸DIYの強い味方になります。
天井と床でしっかりと突っ張るため、壁に一切穴を開けずに棚を作ったり、壁掛けテレビの土台にしたりすることが可能です。
- 収納棚の作成:柱を2本立てて、間に棚板を渡す
- パーテーション:柱の間に有孔ボードなどを張り付ける
- キャットタワー:猫がいるご家庭では、ステップを取り付ける
お部屋の高さに合わせて木材をカットするだけで、本格的なDIYが楽しめます。
マスキングテープと両面テープの合わせ技
壁紙の色や柄を変えたいときは、マスキングテープと両面テープを組み合わせる方法が便利です。
- 壁に幅広のマスキングテープを貼る
- その上から強力な両面テープを貼る
- お好みの壁紙やリメイクシートを貼り付ける
この手順を踏むことで、元の壁紙を傷めずに、お部屋の雰囲気をガラッと変えることができます。剥がすときもマスキングテープごと剥がすだけなので、作業がとてもシンプルです。
床の印象を変えるアイデア
お部屋の中で大きな面積を占める床を変えると、インテリアの印象は大きく変わります。床も、元のフローリングや畳を保護しながらアレンジすることが可能です。
クッションフロアを敷く
ハサミやカッターで簡単に切ることができるクッションフロアは、水に強く、デザインも豊富なのが特徴です。木目調やタイル調など、お好みのデザインを選ぶことができます。
賃貸の場合は、床用の剥がせる両面テープを使って固定するか、家具の重みで押さえて敷き詰める方法がよく用いられます。元の床の傷防止にもなるため、一石二鳥のアイデアと言えるかもしれません。
はめ込み式のフロアタイル
より本格的な質感を求める場合は、接着剤を使わずにはめ込んでいくだけのフロアタイルも役立ちます。ピースをつなぎ合わせるように敷き詰めていくため、パズルのような感覚で作業できます。
少し重量があるためズレにくく、本物の木のような凹凸があるものを選ぶと、お部屋に高級感が生まれます。
水回りのプチリメイク
キッチンや洗面所などの水回りは、生活感が出やすい場所ですが、少しの手間でおしゃれで使いやすい空間に近づけることができます。
水に強いリメイクシート
キッチンの戸棚や洗面台の扉などにリメイクシートを貼るだけで、空間の統一感が出ます。水回りには、防水・防汚加工が施されたシートを選ぶとお手入れがしやすくなります。
取っ手部分を一度外してからシートを貼り、元に戻すか、新しい取っ手(ネジ穴のサイズが同じもの)に付け替えると、より完成度が高まります。退去時には元の取っ手に戻すだけで済みます。
デッドスペースの活用
洗濯機の上やキッチンの隙間などには、突っ張り棒を活用した収納が便利です。
- 洗濯機上:突っ張り棒を2〜3本渡し、その上にプラスチック製のカゴを乗せてタオル収納に
- シンク下:配管を避けて設置できる専用のラックや、突っ張り棚を導入する
ちょっとした隙間を見つけて収納を増やすことで、すっきりとした水回りを維持しやすくなります。
賃貸DIYを成功させるポイント
最後に、賃貸でDIYを行う際に気を配っておきたいポイントについて触れておきます。
退去時のことを考えておく
どんなに素晴らしい仕上がりになっても、退去時に元の状態(原状回復)に戻せるかどうかが最も重要です。接着剤の跡が残らないか、日焼けによる色ムラができないかなど、作業前に少し想像しておくと安心です。
定期的に状態を確認する
テープで貼り付けた壁紙が浮いてきていないか、突っ張り棒が緩んでいないかなど、定期的にチェックする習慣をつけておくと、トラブルを未然に防ぐことにつながります。季節の変わり目などは、木材が収縮して突っ張りが緩むこともあるため、締め直すなどのメンテナンスを行うと良いでしょう。
まとめ
今回は、賃貸物件で原状回復を前提としたDIYのアイデアを紹介しました。
壁を傷つけないパーツや、便利なシートなどを活用することで、賃貸であっても自分らしいお部屋づくりを楽しむことができます。
まずは小さなスペースから、お好みのアイデアを試してみてはいかがでしょうか。